飲食店経営者に「みかじめ料」名目で現金要求 山口組系誠友会傘下「島田組」組長ら男女3人を逮捕

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　北海道警室蘭署は４日、飲食店の男性経営者から「みかじめ料」名目で現金を脅し取ろうとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目誠友会幹部で「二代目島田組」組長・古賀将史容疑者（４７）＝室蘭市中島本町3＝と、同幹部・成田裕容疑者（４７）＝札幌市中央区北４西２８＝、飲食店経営の女（４２）＝室蘭市中島２＝の男女３人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

北海道札幌方面室蘭警察署

　古賀容疑者ら３人は２０２３年９月６日から７日かけて、室蘭市中島町にある飲食店の男性経営者（２０代）に対し「中島で店やるってことはどういうことか分かるよな。いくら払えるんだ」などと脅し、「みかじめ料」名目で現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。

　同署が今年６月に繁華街の飲食店などを対象に、暴力団による現金要求の根絶を目指す「みかじめ料ゼロ作戦」を実施した際、聞き込み捜査から今回の恐喝未遂事件が発覚した。

　経営者の男性は支払いに応じず、未遂に終わったが、同署は詳しい経緯や余罪などを調べている。