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違法オンラインカジノから用心棒代 傘下組長の逮捕受け山口組系「弘道会」本部を捜索を家宅捜索

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 愛知県警は26日、インターネット上の賭博場、いわゆる「無店舗型オンラインカジノ」から用心棒代名目で現金を受け取ったとして、別の事件で服役中の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下二代目谷誠会幹部で、「日比野組」組長・日比野寛一容疑者(59)=愛知県春日井市如意申町=が逮捕された事件で、午前10時ごろから弘道会本部や谷誠会の事務所を捜査員およそ30人態勢で家宅捜索した。

弘道会本部を捜索を家宅捜索

弘道会本部を捜索を家宅捜索

 日比野容疑者は、違法なオンラインカジノの運営グループから用心棒代として、犯罪収益の一部である現金105万円を受け取った組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)と賭博開帳図利ほう助の疑いで今月21日に逮捕されている。

押収品

押収品

日比野寛一容疑者(59)

日比野寛一容疑者(59)

 このオンラインカジノの運営グループは、全国の客およそ600人から手数料を徴収して約1億円を売り上げていたが、別のグループとトラブルになり、日比野容疑者に「用心棒」を依頼したとみられている。

 県警は日比野容疑者の認否を明らかにしていないが、カジノの収益が暴力団の資金源になっていたとみて、金の流れなどを調べている。

【追記】
 日比野容疑者は、2023年4月に麻雀店から用心棒代を受け取ったとして愛知県警に逮捕され、20日間拘留後に不起訴処分となっていて、この時使用された口座や場所、日時が今回の事件と同一だった為、一度不起訴になった罪で再度、逮捕・拘留することはできず、逮捕から6日後に拘留が解かれた。同じ罪で2度逮捕された「一罪一逮捕一拘留」の原則に反するという抗議で、弁護士が名古屋地裁に準抗告を申し立てた。

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