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警視庁牛込署は20日、今年8月30日に東京都新宿区荒木町の路上で、指定暴力団・関東関根組系三代目鳥海興業幹部で「二代目安藤組」の長谷川貴久組長(50)が刀で切りつけられた事件で、鳥海興業幹部で「町屋事務所」代表・一ノ宮俊幸容疑者(55)を=住所不詳=殺人未遂の疑いで逮捕した。
事件のあった新宿の路上周辺
一ノ宮容疑者は8月30日午前3時半ごろ、新宿区荒木町の路上で、長谷川組長を待ち伏せて頭部や腹部などを刀で切りつけ、殺害しようとした疑いが持たれている。長谷川組長は頭蓋骨剥離骨折のほか、腹や右腕、左手を複数回にわたって切り付けられたり、刺されたりして重傷を負ったが、命に別条はなかった。
一ノ宮容疑者は事件当時、車で現場まで移動していて犯行後に現場から逃走していた。防犯カメラの映像や聞き込み捜査などから一ノ宮容疑者の関与が浮上した。調べに対し、一ノ宮容疑者は「コメントはありません」と黙秘している。
警視庁は、一ノ宮容疑者が個人的な恨みで犯行に及んだとみて、詳しい経緯などを調べを進めている。