宮城県警石巻署は26日、石巻市内で風俗営業の許可を得ずに飲食店で女性従業員に客の接待をさせていたとして、今月4日に石巻市立町2丁目の飲食店「mixbar Chéri(ミックスバー シェリ)」経営者の男(29)=宮城県利府町=と、アルバイトの男(34)=宮城県東松島市=が風営法違反の疑いで逮捕された事件で、新たに店長の指定暴力団・住吉会傘下組員・野崎玄貴容疑者(29)=宮城県石巻市千石町=を風営法違反の疑いで逮捕した。この店の関係者で逮捕者は3人目。
摘発された飲食店
野崎容疑者は、既に逮捕されている宮城県石巻市立町2丁目の飲食店「mixbar Chéri(ミックスバー シェリ)」経営の男と共謀して今年4月、県公安委員会に風俗営業の許可を受けずに飲食店を営業し、女性従業員に客の接待をさせていた疑いが持たれている。
警察に「違法営業をしている店がある」との通報を受けて捜査を進め、今月4日に店を摘発。経営者の男ら2人を風営法違反の疑いで逮捕して捜査を進めていたところ、26日夕方、野崎容疑者が警察に出頭してきたという。
同署は「捜査に支障が出る」として野崎容疑者の認否を明らかにしていないが、この店が未成年の女性従業員にも接待をさせていた疑いがあるほか、店の売上金が暴力団の資金源になっていたとみて、調べを進めている。