組抜けの代償で「指詰め」強要 山口組傘下組員に中止命令

　和歌山県警和歌山西署は２７日、暴力団からの脱退を申し出た男性に対し、手の指を切断するいわゆる「指詰め」の強要をしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員（３０代）に対し、暴力団対策法に基づく中止命令を出した。

和歌山県和歌山西警察署

　組員は今月、暴力団から脱退したいと申し出た男性（２０代）＝和歌山市＝に対し、組抜けの代償として「指落として持ってこい。」などと脅し、指詰めを強要したとして強要未遂の疑いで逮捕されていた。