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池田組系「志龍会」傘下組長への刺傷事件 山口組系「石井一家」幹部 懲役14年と懲役12年を求刑

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 宮崎地裁で19日、2020年に宮崎市内で特定抗争指定暴力団池田組傘下組長を刃物で突き刺すなどして、殺人未遂などの罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目石井一家」幹部で「四代目江口組」組長・下藤勝一郎被告(56)と、石井一家幹部で「川近総業」会長・原義一被告(56)の2人の裁判員裁判が開かれ、検察側は実行犯の下藤被告に対し懲役14年、指示役の原被告に懲役12年を求刑した。

池田組系志龍会傘下夏田組組長を刃物で襲撃-山口組系石井一家傘下江口組組長を逮捕

事件当時の現場周辺

池田組系志龍会傘下夏田組組長を刃物で襲撃-山口組系石井一家傘下江口組組長を逮捕

 2人は共謀して2020年9月14日、宮崎市橘通西1丁目のマンション駐車場で池田組系「志龍会」傘下「二代目夏田組」の中岡慎太郎組長(50代)に対し、殺意を持って頭や腰などを出刃包丁で突き刺し、全治2か月の重傷を負わせた殺人未遂などの罪に問われている。

 公判で検察側は、「対立する暴力団への報復行為であり、計画的で明確な殺意があった」と指摘。

 一方、弁護側は下藤被告は男性の首や腹を狙っていないことから殺意はなかったなどとして、傷害罪を適用し懲役5年が妥当だと主張した。また原被告については、共謀はなかったとして無罪を主張した。判決は2月5日に言い渡される予定。

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