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広島県警広島中央署と組織犯罪対策2課は19日、広島市中区にある飲食店の男性経営者から「みかじめ料」名目で現金を脅し取ったとして、指定暴力団・六代目共政会系「正木組」幹部・宮田紀之容疑者(47)=広島市中区田中町=と、会社役員・佐々木旭容疑者=広島市南区松原町=の2人を恐喝の疑いで逮捕した。調べに対し、宮田容疑者は「黙秘します」と供述し、佐々木容疑者は「知りません」と容疑を否認している。
広島県広島中央警察署
2人は2022年3月ごろに中区弥生町のビルの一室で、佐々木容疑者が知人の飲食店経営の男性(20代)に対し、「次から面倒みてもらう人じゃけぇ」などと宮田容疑者を紹介し、その後電話などで「宮田さん現役に上がったけぇ」「宮田さんに持って行くようにして」などと言い、みかじめ料名目で現金を要求し今年7月までの間、計17回にわたり現金合わせて51万円を脅し取った疑いが持たれている。被害者の男性は中区で接待を伴う飲食店を開店して以降、みかじめ料などの恐喝被害にあっていたとみらる。
同署は、正木組の組織的な関与の可能性もあるとみて、事件の経緯などを詳しく調べている。