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岡山区検は18日、暴力団対策法に基づき活動が制限される「警戒区域」に指定されている岡山県岡山市内で、対立抗争中の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「五代目山健組」傘下組長に付きまとったとして逮捕された、特定抗争指定暴力団・池田組本部長で「二代目孝昇会」の岩渕匠会長(52)ら4人を暴力団対策法違反の疑いで略式起訴し、岡山簡裁は同日、岩渕会長に罰金80万円、他の3人に罰金50万円の略式命令を出し、いずれも即日納付された。
岡山簡易裁判所
略式命令を受けたのは岩渕会長のほか、池田組の富井大二郎組員(37)、池田組系志龍会傘下「二代目健成会」の谷口健会長(52)、孝昇会の宍戸真幹部(35)の4人で、今年7月13日に警戒区域に指定されている岡山市内で、歩いていた山健組傘下組員に乗用車で近付くなどして付きまとったとされる。
4人は、今年4月に山健組傘下「浩竜会」会長・池上竜太郎こと池上龍太郎被告が、岡山県倉敷市にある池田組元幹部の知人宅に手榴弾を投げ込み爆発させた事件などを受け、「山口組への警戒を強めていた」、「敵対する人物をスマートフォンで撮影し、組の中で情報共有しようとした」などと話していて、岡山県警は対立抗争の激化が懸念されるとして動向を注視している。