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暴追センターが神戸山口組系「西脇組」本部事務所の使用差し止めを申し立て

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 暴力団追放兵庫県民センターは25日、地域住民約20人の委託に基づく暴力団対策法の代理訴訟で、神戸市西区玉津町上池にある特定抗争指定暴力団神戸山口組系「二代目西脇組」本部事務所の使用差し止めの仮処分を神戸地裁に申し立てた。兵庫県内では10例目となる。

西脇組本部事務所

 西脇組の本部事務所をめぐっては2023年7月9日、トラックが突っ込み建物の門柱を損壊させる事件が発生し、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目一心会傘下「芦川会」組員が器物損壊などの罪で実刑判決を受けている。

 また、今年1月7日には事務所近くにある西脇組宮下和美組長の自宅に侵入し、1階の窓や玄関引き戸などをバールで叩くなどして損壊した事件も発生していて、山口組系「二代目竹中組」組員が住居侵入、建造物損壊罪の疑いで逮捕されている。これらの事件を受け、地域住民が同センターなどに相談していた。

 現在、西脇組の本部事務所は暴力団対策法の「特定抗争指定」により、2020年1月から使用禁止となっているが、今回の使用差し止めが認められれば、対立抗争の終結後も、組員の立ち入りや会合の開催などが禁じられる。

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