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春夏の高校野球大会で客に現金を賭けさせて賭博運営 共政会系「流川」組員を逮捕

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 広島県警東広島署は18日、春と夏の高校野球の全国大会で、客に現金を賭けさせて優勝校などを予想する野球賭博を運営したとして、指定暴力団・六代目共政会系「二代目流川」組員・木村年広容疑者(50)=広島市中区流川町=を賭博容疑で逮捕した。調べに対し、木村容疑者は「何も言いたくない」などとと供述している。

広島県警東広島警察署

広島県警東広島警察署

 木村容疑者は2021年8月と2022年3月の高校野球の全国大会で、出場校を事前予想をもとに複数のグループに振り分け、どのグループから優勝校・準優勝校が出るかを予想させる「連勝単式」方式で予想させ、客に現金を賭けさせる野球賭博を運営した疑いが持たれている。予想が当たれば申し込み口数に応じて配当金を賭客に支払い、予想が外れれば賭金を徴収していた。

 同署が男性客(50代)を捜査する過程から、木村容疑者が高校野球賭博を運営していたことが発覚。男性客は2回にわたり1口千円で10口ずつ、計2万円を賭けていて、同署はこの男性客についても捜査も続けている。

 同署は、木村容疑者が過去数年間にわたり同様の野球賭博を運営していたとみていて、組織的な関与や売上金の流れなどを詳しく調べている。

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