福岡県久留米市山川町の建設会社「小林建設」の1階トイレで7日午前、手榴弾のような物1個が投げ込まれているのが見つかった事件で、同社の防犯カメラに同日未明、トイレの窓ガラスを割って物を投げ入れる不審な男1人が映っていた。
投げ込まれた手榴弾の撤去作業
投げ込まれた手榴弾のような物は、金属製でパイナップルのような形をしていて形状から旧ソ連製の手榴弾の可能性が高いとみられ、起爆時に引き抜くピンは付いたままだった。県警は暴力団による犯行とみて防犯カメラの映像から男の特定を進めるとともに、手榴弾の鑑定を急いでいる。
社屋に隣接する倉庫に設置された防犯カメラには7日午前2時50分頃、左手に棒のような物を持った男が敷地内に侵入し、トイレの窓ガラスを割った後、不審な物を投げ入れて慌てた様子で逃走する様子が映っていた。