兵庫県警暴力団対策課と姫路署などは5日、兵庫県姫路市の山中にがれきを不法投棄したとして、建設業の男(44)=姫路市=ら30~50代の男5人を廃棄物処理法違反の疑いで逮捕した。同課は5人の認否を明らかにしていないが、5人のうち4人は2回目の逮捕となる。
兵庫県公安委員会
5人は、当時姫路市内に本店があった解体業者「山﨑興業」(解散)の実質的経営者の男(43)と共謀して、2022年11月20日に同市飾東町にある山林に木くずやがれきなど計約76トンを不法投棄した疑いが持たれている。
県警は、5人がいずれも当時山﨑興業の従業員で、東西播地域を中心に活動する「匿名・流動型犯罪グループ」のメンバーとみている。
山﨑興業の実質的経営者が指示し、本店周辺の仮置き場からダンプカーで6回に分けてがれきなどを運んでいたといい、近隣住民らから市に多数の相談が寄せられ、県警が捜査していた。
5人のうち4人は、2022年12月18日に飾東町にある山林周辺に、家屋解体工事で生じた木くずやがれきなど計約268トンを不法投棄したとして、今年1月16日に同法違反の疑いで逮捕されていた。