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佐賀県警は16日、佐賀市の繁華街で許可を受けずに別人名義でキャバクラ店を営業していたとして、指定暴力団・道仁会系「三代目前田一家」幹部・秀島龍二こと秀島竜二容疑者(47)=佐賀市愛敬町=と、その妻(39)、同組員(40)=佐賀市巨勢町牛島=、同組員(25)=佐賀市天祐=ら合わせて7人を風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕した。
札幌中央警察署
秀島容疑者ら7人は共謀して2022年6月から今年2月にかけて、佐賀市大財のキャバクラ「ExcellentSpace DIVA(エクセレントスペースディーバ)」で、県公安委員会からの許可を受けずに客に酒などを提供、従業員の接待を伴う営業をした疑いが持たれている。県警は16日、店や秀島容疑者の自宅などの関係先を捜索し、携帯電話やパソコン、通帳などを押収するとともに7人を逮捕した。
このキャバクラ店は秀島夫妻が実質的な経営者で、本来はどちらかの名義で風俗営業の許可が必要だったが、別の人物の名義で営業していた。夫妻以外に逮捕された組員ら5人はいずれも従業員で、店の管理や経理などを担当していたという。
県警は「捜査に支障がある」として7人の認否を明らかにしていないが、店の売上金が暴力団の資金源になっていたとみて、金の流れや詳しい経緯などを調べている。