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仙台市のコインパーキング強盗事件 実行役の男2人に懲役8年と5年の判決

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 仙台地裁(宮田祥次裁判長)で20日、2023年5月に宮城県仙台市のコインパーキングで、30代の男性が2人組に木刀やスタンガンなどで襲われ、高級腕時計が奪われた事件で逮捕された、指定暴力団・住吉会系「九代目西海家」傘下組員・平間利幸被告(33)=仙台市青葉区台原6丁目=ら男3人のうち、実行役の飲食店従業員で平間被告の兄(35)=神奈川県横浜市=と、建設業で平間両被告の叔父(49)=宮城県村田町菅生=の判決公判が開かれ、平間被告の兄に懲役8年、平間両被告の叔父に懲役5年の判決を言い渡した。

仙台地方裁判所

仙台地方裁判所

 2人は2023年5月26日午前1時頃、仙台市太白区長町5丁目の複合ビル2階部分にあるコインパーキングで、仙台市に住む30代男性が自分の車に乗ろうとしたところ、スタンガンや木刀のようなもので襲い、身に着けていた高級腕時計(時価80万円相当)を奪った強盗傷害などの罪に問われていた。被害者の男性は右腕を骨折する重傷を負ったほか、全身を打撲するなどケガを負ったが命に別条はなかった。

 判決公判で宮田裁判長は、2人が同事件で起訴されている平間利幸被告からの依頼を断り切れずに、「自ら凶器を準備した上で実行役という必要不可欠な役割を果たしていた」とし、平間被告の兄に懲役8年、平間両被告の叔父に懲役5年の判決を言い渡した。

 弁護側は、「控訴するかは被告人と話をしてから決めたい」とした。

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