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メキシコから海上コンテナで覚醒剤約531キロを密輸入 男3人を再逮捕 稲川会系組織が関与か

 神奈川県警は23日、今年2月にメキシコから海上コンテナ貨物で覚醒剤およそ531キロ(末端価格350億円相当)を密輸入したとして、覚醒剤取締法違反ですでに起訴されている自称飲食店経営・内山達生被告(40)=千葉市若葉区みつわ台=と、自称スポーツインストラクター・フアン・レジェス・チャベス被告(49)=メキシコ国籍=、自称とび職・アンドレスフェリペ・ゴンザレスサラサル被告(28)=コロンビア国籍=の男3人を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで再逮捕した。

メキシコから海上コンテナで覚醒剤約531キロを密輸入

押収された覚醒剤

 3人は何者かと共謀して今年2月28日、メキシコから覚醒剤約531キロを海上コンテナ貨物に隠し、営利目的で密輸入した疑いが持たれている。

 コンテナ船は同日、横浜港の本牧ふ頭に到着。横浜税関職員が4月中旬に、植物油の「パームオイル」と申告されていたコンテナを麻薬探知犬やX線検査で検査したところ、コンテナの中から覚醒剤約531キロが入った袋106袋が発見された。神奈川県警と横浜税関が一度に摘発した覚醒剤の量としては過去最多という。

 このコンテナは、横浜港から関東地方に車で配送されたのが確認され、警察が受け取りに現れた5人を同法違反(営利目的所持)容疑で現行犯逮捕して捜査を進めた結果、3人の関与が発覚した。

 県警は「捜査に支障が出る」として3人の認否を明らかにしていないが、内山容疑者が指示役で、フアン容疑者がメキシコ側の連絡役とみていて、背後には指定暴力団・稲川会系組織や海外の麻薬組織が関与した疑いがあるとみて実態解明を進めている。

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