プロ野球公式戦で1口1万円で野球賭博 山口組傘下幹部を逮捕

◀◀関連記事

　兵庫県警尼崎南署は６日、プロ野球公式戦で客に勝敗を予想させ野球賭博をさせたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部（６３）＝大阪府堺市堺区＝を賭博開帳図利の疑いで逮捕した。

兵庫県尼崎南警察署

　男は今年４月２８日から５月６日までの間、大阪府内などで８回にわたり、プロ野球公式戦延べ２６４試合について、１口１万円で勝敗を予想させ、知人ら客１０人前後から携帯電話のショートメールなどを使って計１万１１５１口（１億１１５１万円）の申し込みを受けた疑いが持たれている。

　男は、暴力団員であることを隠してゴルフ場を不正に利用したとして、５月７日に同署などに詐欺容疑で逮捕されていて、押収した携帯電話のメール履歴などの捜査から、野球賭博をしていた容疑が浮上した。

　調べに対し男は「全く覚えがありません」と容疑を否認しているが、同署は金の流れなど詳しく調べている。