福岡県警は22日、許可を受けずに掛け金を募り一定の配当金を支払う「無尽講、頼母子講」などと呼ばれる銀行業を営んだとして、特定抗争指定暴力団・神戸山口組幹部で「二代目安部組」組長・元満志郎容疑者(75)と、同組幹部・石坂義樹容疑者(48)、同組組員・橋野竜介容疑者(52)の3人を銀行法違反の疑いで再逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。
福岡県警察本部
元満容疑者ら3人は2023年6月、福岡県内の飲食店で事業経営者などに対して掛け金を募り一定の配当金を支払う、いわゆる「無尽講、頼母子講」を開き、現金計39万円を掛け金として受け入れた疑いが持たれていて、大臣許可を受けずに銀行業を営んだとみて銀行法違反の疑いで再逮捕した。3人は今月、すでに同容疑で逮捕されていた。
県警は、元満容疑者らが「無尽講、頼母子講」を開いていた経緯や、余罪などを調べている。