「無尽講、頼母子講」と呼ばれる銀行業を無届営業 神戸山口組系「安部組」組長ら4人を逮捕

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　福岡県警は４日、許可を受けずに「無尽講、頼母子講」などと呼ばれる銀行業を営んだとして、特定抗争指定暴力団・神戸山口組幹部で「二代目安部組」組長・元満志郎容疑者（７５）と、同組幹部・石坂義樹容疑者（４８）、同組組員・橋野竜介容疑者（５２）、元組員・石坂健治容疑者（３８）の４人を銀行法違反の疑いで逮捕した。

福岡県警察本部

　元満容疑者ら４人は大臣許可を受けずに、２０２２年７月１５日から２０２３年５月１５日にかけて、福岡県内の飲食店で事業経営者などから毎月１回、計５９回にわたり現金２６５万円を掛金として受け入れ、配当金を支払う無尽講、頼母子講などと呼ばれる銀行業を営んだ疑いが持たれている。事業経営者から県警に情報提供があり、捜査を進めていた。

　県警は「共犯事件のため４人の認否は差し控える」として認否を明らかにしていないが、４人が繰り返し金を集めていたとみて、余罪などを調べている。