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「宅見組」組長宅に車特攻 弘道会傘下組員に一部無罪で懲役1年の実刑判決

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 大阪地裁は8日、今年5月に当時・特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下だった「二代目宅見組」の入江禎組長宅に車を突っ込ませ、門扉を損壊したなどとして、住居侵入、建造物損壊、脅迫の3つの罪に問われていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系十代目稲葉地一家傘下「八代目伊藤忠」組員・菅野義秀被告(27)=名古屋市中村区=に対し、一部を無罪とし、住居侵入罪で懲役1年の実刑判決を言い渡した。

菅野義秀容疑者(26)

菅野義秀容疑者(逮捕当時)

 大阪地裁は、建造物損壊罪について「本件の門扉には建物との一体性がなく『建造物』には該当しない」と指摘し、脅迫罪についても「罪の成立には、漠然とした不安感を抱かせるだけでは足りず、検察官の主張もその域を出ていない」として、住居侵入罪の成立のみ認めた。

「宅見組」組長宅に突入した車両

「宅見組」組長宅に突入した車両

「宅見組」組長宅に突入した車両

 その上で「自動車を後退させて敷地に侵入した犯行態様は危険で悪質」と述べ、菅野被告が犯行時に執行猶予期間だったことなどから、懲役1年の実刑判決を言い渡した。

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