福岡、熊本、佐賀3県警の合同捜査本部は22日、2008年に抗争相手の指定暴力団道・九州誠道会(現・浪川会)幹部を射殺したとして逮捕された、指定暴力団・道仁会幹部・坂本康弘容疑者(67)と、元組員らあわせて4人の身柄を検察庁に送った。坂本容疑者らは調べに対し「何も話さない」などと黙秘している。
2008年9月当時の現場周辺
坂本容疑者と元組員ら4人は2008年9月、福岡県大牟田市の路上で、当時、道仁会と抗争中だった九州誠道会の井場徹幹部(当時50)を射殺した疑いがもたれている。
事件の実行犯とみられる道仁会傘下幹部(当時47)は2009年に逮捕されていて、男は「単独犯」と主張したものの、警察は組織的な犯行だったとみて捜査を続けてきていた。警察は坂本容疑者が計画を首謀し、男3人が準備した組織的な犯行とみて調べている。