「みかじめ料」恐喝未遂の被害者 接待を伴う飲食店の無許可営業で男女2人を逮捕

◀◀関連記事

　北海道警室蘭署は、北海道室蘭市で北海道公安委員会の許可を受けずに接待を伴う飲食店を違法に営んだとして、いずれも胆振地方に住む２０代の飲食店経営の男と、従業員の女を風営法違反（無許可営業）の疑いで逮捕した。

北海道札幌方面室蘭警察署

　無許可営業をしているという情報をつかんだ同署が今月６日午後１０時半ごろ、室蘭市中島町１丁目のビルにある飲食店に入り、女が客の隣に座って酒を注ぐなどの接待をしていたため、女をその場で現行犯逮捕し、容疑を固めて翌日に経営者の男を逮捕した。調べに対し、経営者の男と従業員の女は「間違いありません」と容疑を認めている。

　摘発されたこの飲食店は、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目誠友会幹部で「二代目島田組」組長・古賀将史容疑者（４７）＝室蘭市中島本町３＝と、同幹部・成田裕容疑者（４７）＝札幌市中央区北４西２８＝ら男女３人が「みかじめ料」を脅し取ろうとして今月４日に逮捕された恐喝未遂事件の被害者だった。

　同署は、違法営業を始めた時期や売上金の流れなど、営業実態を詳しく調べている。