兵庫県警は3日、今年1月に発生した兵庫県神戸市にある特定抗争指定暴力団・神戸山口組の井上邦雄組長宅で起きた火災現場で、警察官に対して拳銃のようなものを向けたとして、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕=後に不起訴=され、銃刀法違反容疑でも逮捕・起訴されていた、元特定抗争指定暴力団・六代目山口組系國領屋一家傘下「霊岸島桝屋服部会」の八代目会長で無職・鈴木正二容疑者(75)=静岡県浜松市中央区萩丘=を現住建造物等放火などの疑いで再逮捕した。
事件当時の井上組長宅
鈴木容疑者は今年1月19日午後、兵庫県神戸市北区鈴蘭台東町9にある井上組長宅の敷地内に侵入し、駐車中の車や建物の勝手口付近に火をつけた疑いが持たれている。この火災では、車2台とフェンス、建物の引き戸の一部などが焼損したが、ケガ人はいなかった。現場には、ガソリンを入れていたとみられるポリタンク2つと、ライターが見つかっていた。
調べに対し、鈴木容疑者は「塀を乗り越え、車2台と建物にガソリンをまいて燃やしたことに間違いない」と容疑を認めていて、県警は、鈴木容疑者の経歴などから抗争事件の可能性を視野に、犯行に至った詳しい経緯や背景などを調べている。