石川県警組織犯罪対策課、金沢中署などの合同捜査班は19日までに、関西を拠点とした違法薬物の密売組織を摘発し、売人や顧客など県内外の数十人を覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕した。
石川県警察本部
この密売組織は、数年前から違法薬物を宅配便を利用して配達させて密売を繰り返していた疑いが持たれている。関西在住の男が中心となって覚醒剤などを仕入れ、受注役、発送役などの役割を組織的に分担していたとみられる。関係先の家宅捜索で、密売目的の覚醒剤などや違法薬物、注射器などを押収していて、証拠品の分析などから、密売組織の関与を突き止めた。
違法薬物を購入した顧客は石川県内をはじめ、全国各地にいるとみられ、同班は引き続き、暴力団の関与も視野に、違法薬物の入手ルートや密売先の特定、密売組織の実態解明をを進めている。