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メキシコからチョコの中にコカイン入れ密輸 麻薬密売組織の中心人物 住吉会傘下幹部を逮捕

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 埼玉県警は、メキシコから営利目的でコカインの入ったチョコレートを密輸したとして、指定暴力団・住吉会傘下幹部・東田功容疑者(50)=埼玉県さいたま市=を麻薬取締法違反の疑いで逮捕した。

メキシコからチョコの中にコカイン入れ密輸 麻薬密売組織の中心人物 住吉会傘下幹部を逮捕

押収品

メキシコからチョコの中にコカイン入れ密輸 麻薬密売組織の中心人物 住吉会傘下幹部を逮捕

 東田容疑者は2023年1月に仲間と共謀して、メキシコの郵便局からコカインおよそ200グラム(末端価格500万円相当)が入ったチョコレートをさいたま市の自宅に郵送し、営利目的で密輸した疑いが持たれている。コカインは市販されているチョコレートの中に袋に入った状態で持ち込まれていて、2023年2月に東京税関が郵便物の中から発見し、密輸が発覚した。

 県警はこの捜査の過程から、2023年9月にタイの郵便局から営利目的で「ケタミン(※)」を郵送して密輸したとして、いずれもさいたま市に住む男(32)と女(25)の2人を麻薬取締法違反の疑いで逮捕している。東田容疑者は麻薬密売組織の中心人物とみられ、東田容疑者と交友関係にあるこの男女2人はその組織のメンバーとみている。

 県警は東田容疑者の認否を明らかにしていないが、2つの密輸事件が暴力団による組織的な犯行とみて、詳しい背景や組織の実態解明を進めている。

 ※ 「ケタミン」は日本国内では医療用医薬品の解離性麻酔薬で、疾病の治療目的でケタミンを施用する者は、医師、歯科医師又は獣医師であって都道府県知事から「麻薬施用者」の免許の取得が必要であるが、「K」、「スペシャルK」などと呼ばれ、主に粉末で密売されているほとんどが密輸入品とみられ、「MDMA」などの錠剤型麻薬に混合されることもある。

【追記】

 さいたま地検は9月13日付けで不起訴処分とした。地検は不起訴の理由を明らかにしていない。

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