飲食店経営者に「みかじめ料」要求 山口組系「福島連合」本部を家宅捜索

◀◀関連記事▶▶

　北海道警は１７日午後１時すぎ、海道空知地方にある飲食店の男性経営者（３０代）から「みかじめ料」を脅し取ろうとした疑いで、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「二代目福島連合」組員で、「二代目正道会」幹部・三浦昭三容疑者（４６）＝滝川市朝日町東＝が恐喝未遂の疑いで逮捕された事件で、福島連合本部事務所を家宅捜索した。

福島連合を家宅捜索

　三浦容疑者は、２０２３年１２月ごろに空知地方にある飲食店を訪れ、店の男性経営者に対し「みかじめ払え」などと言って脅し、現金を要求した疑いが持たれている。男性経営者は現金を支払わずに警察に通報し事件が発覚。被害届けを受けて同署が捜査を進め、犯行の裏づけが取れたとして今月１１日夜に逮捕された。

　道警は、三浦容疑者が脅し取ろうとした金が福島連合に上納目的だった可能性もあるとみて、余罪を含め詳しく調べている。