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東京地検は、今年5月に行われた東京都新宿区歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一角の一斉補導で、取材中の新聞記者に因縁をつけたとして東京都迷惑防止条例違反(粗暴行為の禁止)容疑で逮捕されていた、指定暴力団・住吉会・十三代目幸平一家系「加藤連合会」傘下幹部(34)=住所不詳=について、26日付で不起訴処分とした。地検は、不起訴の理由を明らかにしていない。
東京地方検察庁
不起訴になった幹部は今年5月、警視庁少年育成課などが歌舞伎町の「トー横」周辺で深夜から翌朝にかけて実施した、少年少女らの一斉補導を取材していた女性記者(20代)に対し、腕の入れ墨を見せた上で「俺たちを撮っているだろう。消せよ」などと言いがかりをつけて詰め寄り、不安を覚えさせる言動をしたとされ、別の記者にも同様の言いがかりをつけたとして現行犯逮捕されていた。