兵庫県警尼崎南署捜査本部は、兵庫県尼崎市の路上で、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「三代目古川組」の仲村良松組長(64)と、親泊吉広幹部(61)の2人が銃撃され、発砲した男2人が逃走している殺人未遂事件で、3日午後に現場近くから走り去ったとみられる乗用車1台を押収した。
走って逃走する銃撃犯
事件は3日午前11時半すぎ、尼崎市稲葉元町2の路上で発生。捜査本部などによると、事件直後に逃げた2人はいずれも40代ぐらいの男で、付近の防犯カメラの映像には、ワンボックスタイプの車に乗り込んで走り去る様子が写っていた。
事件から数時間がたった同日午後、現場の南東にある同市浜田町の駐車場でこの車と似た乗用車を発見。逃げた2人が乗り捨てた可能性があるとみて、その後の足取りも調べている。捜査本部によると、凶器の拳銃は発見されていない。