◀◀関連記事
広島地裁で31日、10代男性から現金を脅し取ったとして恐喝罪に問われた指定暴力団・五代目浅野組系「三代目中岡組」幹部・川原健汰こと川原涼哉被告(30)=福山市紅葉町=の判決公判も開かれ、地裁は川原被告に対し、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。
広島地方裁判所
また同日、広島地裁では同罪に問われた浅野組系「二代目重政組」組員・原誼亜生被告(31)=広島県福山市南手城町4丁目=の初公判が開かれ、原被告は起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、原被告は福山市などを活動拠点とする自称・走り屋で匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)・「阿修羅(2024年11月解散)」の世話役だったと指摘。被害者の男性が世話役の原被告に断りなくメンバーを連れ出し、岡山の不良グループとのトラブルに巻き込まれたことに激怒した、とした。
原被告は川原被告らと共謀して2024年6月、10代男性2人に対し別の不良グループと起こしたトラブル処理を名目に、「向こうとは話がついて50万円包んだ」「それを関わってる奴らで払え」「これ書けや」などと言って、解決金を支払ったかのように装って借用書を書かせたうえ、「払わんかったらお前らどこ行っても追いかけるけんな」などと脅し、1人から5回にわたり現金計41万5千円を脅し取ったとされる。
原被告の次の裁判は3月13日に行われる予定。