借金返済の名目で男性から55万円恐喝 道仁会系「矢ヶ部組」組長を再逮捕

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　熊本県警熊本中央署は３０日、借金返済の名目で男性から現金５５万円を脅し取ったとして、指定暴力団・道仁会系「二代目矢ヶ部組」組長・田尻真也容疑者（４１）＝熊本市西区＝と、会社員の男（３８）＝熊本市北区＝、無職の男（５３）＝熊本市中央区＝の３人を恐喝の疑いで逮捕した。

熊本県熊本中央警察署

　田尻容疑者ら３人は共謀して、金を貸し付けていたアルバイト男性（２０代）に対し、「明日までに金を持ってこなければ利子が増えるぞ」「返さないなら追い込みをかける」などと言い、２０１８年１２月２５日に熊本市西区の駐車場で現金５５万円を脅し取った疑いが持たれている。

　男性は、知人から５０万円の借金があったが返済が滞っていたところ、面識のなかった田尻容疑者らが知人には代理返済するから、利息をつけて田尻容疑者らに返済するよう脅されたという。

　田尻容疑者は無登録で貸金業（ヤミ金）を営んだとして、今月８日に貸金業法違反容疑で逮捕されていて、県警が余罪を捜査する中で今回の事件が発覚した。県警は「捜査に支障がある」として３人の認否は明らかにしていない。