風俗店に客引きの容疑で幹部ら逮捕を受け 山口組系「茶谷政一家」本部を家宅捜査

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　北海道警は１日、２０２３年１１月に売春防止法違反の疑いで摘発された札幌市中央区の繁華街・ススキノのソープランド「キングダム」に客引きをしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「茶谷政一家」幹部で、「戸田組」組長・戸田誠容疑者（６２）＝自称・同市中央区南７西５＝と、戸田組組員・紙弘幸容疑者（５８）＝同市東区北２１東２２＝の２人が逮捕された事件を受け、関係先として茶谷政一家の本部事務所を家宅捜索した。

茶谷政一家本部事務所

　戸田容疑者と紙容疑者は２０２３年１月、ススキノで通行人を「キングダム」へ客引きをした客引きグループの後ろ盾だったとして、今年１月３０日に北海道迷惑行為防止条例違反（客引き）の疑いで逮捕されていた。

　調べに対し、戸田容疑者ら２人はいずれも容疑を否認しているが、戸田容疑者らには客引きグループから年間２００万円以上が流れていたとみられ、道警は、これらの金が茶谷政一家の資金源になっていたとみて実態解明を進めている。