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売春収益からみかじめ料 「福島連合」組員を逮捕、客引き行為で「茶谷政一家」傘下組長らを逮捕

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 北海道警札幌中央署は30日、2023年11月に売春防止法違反の疑いで摘発された札幌市中央区の繁華街・ススキノのソープランド「キングダム」から、売春など違法営業で得た売り上げの一部を「みかじめ料」として受け取っていたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「二代目福島連合」組員・小関泰輝容疑者(42)=自称・札幌市北区新川西3の4=を組織犯罪処罰法(犯罪収益収受)の疑いで、また、ソープランドの客引き行為をしたとして山口組茶谷政一家幹部で「戸田組」組長・戸田誠容疑者(62)=自称・同市中央区南7西5=と、戸田組組員・紙弘幸容疑者(58)=同市東区北21東22=の2人を北海道迷惑行為防止条例違反(客引き)の疑いでそれぞれ逮捕した。

ソープランド「キングダム」

ソープランド「キングダム」

 「キングダム」は2020年10月からの3年間で少なくても7億円以上の売り上げがあり、小関容疑者は2023年10月にこの店が売春で違法に得た売り上げの一部である現金10万円を「みかじめ料」名目で受け取った疑いが持たれていて、年間100万円以上が小関容疑者から「福島連合」に流れていたとみられていている。

 また、戸田容疑者らは2023年1月にススキノで通行人をソープランドに案内する客引き行為をした疑いが持たれている。戸田容疑者らは客引きグループの後ろ盾として、これらのグループから年間200万円以上が「茶谷政一家」に流れていたとみられている。

 同署は3人の認否を明らかにしていないが、暴力団の重要な資金源になっていたとみて引き続き、金の流れや余罪などを捜査している。

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