札幌地検は、札幌市の繁華街・ススキノのソープランド「キングダム」で、客と勤務する女性従業員に売春行為をさせたとして、営業全般の管理役・佐藤公俊被告(51)を14日付で売春防止法違反の罪で起訴した。地検は佐藤被告のほか、店長の男ら3人を同罪で略式起訴している。
札幌地方検察庁
11月14日に北海道警がこの店を摘発し、店の経営者や従業員など計11人を売春防止法違反の疑いで逮捕していたが、統括する立場にあった男性(62)など計7人は不起訴処分となっている。地検は不起訴処分の理由を明らかにしていない。
北海道警は、この店が2020年10月からの3年間でおよそ7億円の売り上げがあり、暴力団の資金源になっていた可能性があるとみて、引き続き金の流れや経営実態などの解明を進めている。