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無登録で顧客と投資一任契約しFX取引 服役中の工藤會系「緒方組」組長を逮捕

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 福岡、沖縄県警の合同捜査本部は15日、国の登録なく無登録で複数の顧客と投資一任契約を結び、金融商品取引を行ったとして、水戸刑務所に服役中の特定危険指定暴力団工藤會幹部で「緒方組」組長・緒方哲徳容疑者(48)=暴力団対策法違反で服役中=を金融商品取引法違反の疑いで逮捕した。捜査本部は、緒方容疑者の認否を明らかにしていない。

福岡県警察本部

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 緒方容疑者は2018年11月~2021年8月、すでに金融商品取引法違反の疑いで逮捕されている男ら4人と共謀し、内閣総理大臣の登録を受けずに無登録で長崎県佐世保市に住む自営業の男性など、複数の顧客と投資一任契約を結び、FX(外国為替証拠金取引)の自動売買システムを使って資金を運用した疑いが持たれている。

 緒方容疑者は、貸付金2000万円の連帯保証人だった男性を暴力団の威力を示して脅し、借金の返済要求をしたとして、2022年5月に暴力団対策法違反(暴力的要求行為の禁止)の疑いで福岡県警に逮捕され、福岡地裁で懲役1年の有罪判決を受けて水戸刑務所に服役中で、今年12月に出所を控えていた。

 両県警は、緒方容疑者が少なくとも1億円の報酬を得ていたとみていて、報酬が工藤會の資金源になっていたとみて、詳しく捜査している。

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