民事訴訟取り下げ求め男性を脅迫 弘道会系野内組傘下「北村組」組長ら10人を逮捕

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　兵庫県警暴力団対策課は２９日、会社の代表権をめぐる民事訴訟の取り下げを求めて、「指をちぎるぞ」などと男性を脅迫したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」幹部で、「二代目北村組」組長・西川純史こと西川光雄容疑者（６０）＝大阪府松原市＝と、司法書士の女（５０代）＝大阪市生野区＝ら１０人を暴力行為等処罰法（集団的脅迫）に反した容疑で逮捕した。

西川純史こと西川光雄容疑者(60)

　西川容疑者らは今年３月、会社の代表権をめぐって司法書士の女と民事裁判でトラブルになっていた男性＝大阪市在住＝を、大阪府松原市にある西川容疑者の自宅マンションに呼び出し、暴力団の威力を示して「指をちぎるぞ」「帰られへんぞ」などと脅迫した疑いが持たれている。

　被害者の男性が県警生田署に被害届を出し事件が発覚。その後の捜査から容疑が固まり逮捕した。西川容疑者は、司法書士の女から訴訟を取り下げさせるよう依頼を受けて脅迫したとみられている。