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京都府警は、プロ野球や高校野球などの試合の勝敗をめぐり金を賭ける「野球賭博」で、客に1億円以上を賭けさせ賭博したなどとして、指定暴力団・七代目会津小鉄会幹部で「四代目寺村組」幹部・千頭弘こと仙頭弘好容疑者(59)ら男女3人を賭博開帳図利の疑いで逮捕した。
京都府警察本部
仙頭容疑者ら3人は2022年7月29日から9月4日にかけて、プロ野球の公式戦や夏の甲子園の計205試合で客に勝敗を客の男性(34)に予想させ、約1か月間で計1億1625万円を賭けさせた疑いが持たれている。3人はメッセージアプリを通じて1口1万円で申し込みを受け付け、優勢とみられるチームにはハンディキャップをつけるなどしていた。府警は金を賭けた男性客についても任意で捜査している。
調べに対し、仙頭容疑者と女1人は「間違いありません」などと容疑を認め、男1人は「野球賭博を開いたことはありません」などと容疑を否認している。
仙頭容疑者ら3人は2022年から2023年にかけて、他の客らにも野球賭博や他のスポーツ賭博などで約11億円を受け付けたとみられ、賭け金の1割を手数料として徴収していた。府警は暴力団の活動資金になっていたとみて調べを進めている。