◀◀関連記事
茨城県警は13日、今月10日に茨城県ひたちなか市東大島1丁目の住宅で、この家に住む元暴力団組長・三瓶映一さん(74)が死亡した事件で、この住宅に侵入したとして住居侵入の容疑で逮捕され、処分保留で釈放された、知人の自称アルバイト従業員・石田豊蔵容疑者(68)=茨城県水戸市けやき台=を殺人の疑いで再逮捕した。
茨城県警察本部
石田容疑者は今月10日の午前9時半から50分ごろの間に、ひたちなか市東大島1丁目の住宅で、この家に住む知人の三瓶さんの首や腹を刃物で刺すなどして殺害した疑いが持たれている。三瓶さんの死因は出血性ショックだった。現場の状況などから県警は殺人事件とみて捜査し、事件現場のほか、石田容疑者の自宅や車を現場検証したが、凶器の刃物はまだ発見されていない。
県警は付近の防犯カメラの映像などから、事件直前に石田容疑者が住宅に侵入したとして住居侵入の容疑で逮捕し、水戸地検が水戸地裁に勾留請求したが、認められなかったという。これまでの調べで石田容疑者は「借金返済のために訪問していた」との趣旨の話をしていた。
県警は「共犯者がいる可能性を否定できないとして」として石田容疑者の認否を明らかにしていないが、まだ発見されていない凶器の捜索や、事件の詳しい経緯などを調べている。