大阪府警は11日、高級車「レクサス」の個人売買をめぐり、売り主の男性を襲って現金約70万円を奪ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系野内組傘下「権太会」組員・廣浦翔容疑者(26)=熊本県熊本市=と、同組員・楚南龍樹容疑者(25)=大阪府堺市=、職業不詳・渋川泰希容疑者(24)の3人を強盗の疑いで逮捕した。
大阪府警察本部
広浦容疑者ら3人は2023年8月、車の個人売買をめぐって大阪府堺市堺区のバーに押し入り、売り主の男性経営者(当時21)に「ぶち殺したるから、早く座れ」などと言って羽交い絞めにして警棒で殴るなどし、店の売上金約70万円を奪った疑いが持たれている。
楚南容疑者は高級車「レクサス」の個人売買をめぐり、売り主の男性に「エンジンから異音がする」「整備不良がある」「金を返せ」などと因縁をつけ、購入の約10日後に覆面の男2人とともに5人で店に押し入り、男性を襲って現金を奪って逃走していた。調べに対し、3人は「何も言いたくない」などと黙秘しているが、府警は犯行の裏付けを進めるとともに、逃げた2人の行方を追っている。