名古屋の繁華街で不良グループ同士の乱闘騒ぎ 凶器準備集合で8人を逮捕

　愛知県警は、今年４月に愛知県名古屋市中区の路上で起きた乱闘騒ぎで、凶器を準備し集まったとして塗装業作業員・毛受亜貴雄容疑者（２５）＝中区新栄＝と、同・タンデス・ニール・アイバン・スガイ容疑者（２０）＝中区・フィリピン国籍＝ら１７歳～１９歳の少年６人を含む計８人を凶器準備集合の容疑で逮捕した。

押収された凶器

　８人は今年４月２８日午前０時１５分頃、名古屋市の繁華街・中区錦３丁目の路上で、対立する相手グループに危害を加える目的で包丁や金属バットのようなものなど凶器を持って集まった疑いが持たれている。当時、現場では数十人が集まり乱闘が起きていて、複数人のケガ人が出ている。

押収された凶器

　当時「大人数でケンカをしている」などと通報が相次ぎ、警察が駆け付けた頃には不良グループは逃走していて、周囲の防犯カメラ映像などの捜査から８人を特定した。

　県警は、「捜査に支障がある」として８人の認否を明らかにしていないが、一部はトラブルの相手としてかつての「カラーギャング」の名前を話しているなど、名古屋市内で活動する暴力団関係者も絡む不良グループ同士の争いとみて、背後関係や事件の経緯などを詳しく調べている。