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京都簡裁は13日付で、千葉県の男性歯科医が2023年3月~9月に業務で仕入れた医療用注射器5万6400本を、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の四次団体組長(48)=埼玉県・覚醒剤取締法違反(営利目的共同譲渡)などの罪で起訴=らに無届けで販売したとして、京都府警に医薬品医療機器法違反(無届け販売)の疑いで逮捕された事件で、京都区検が男性歯科医を略式起訴し、罰金50万円の略式命令を出した。
押収された大量の注射器
千葉県流山市で開業していた男性歯科医(67)は、2023年2月からの約1年間で、業務で仕入れた18万3千本の注射器を暴力団組員らに転売し、約1千万円の利益を得ていたとみられ、18万3千本のうち2023年3月~9月に山口組傘下組長らに販売した5万6400本について京都区検が男性歯科医を略式起訴した。府警は、山口組傘下組長らが男性歯科医から購入した注射器を覚醒剤とセットで密売していたとみている。
医薬品医療機器法では、注射器の販売や提供については都道府県知事への届け出を義務付けている。