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建設会社会長射殺など7つの襲撃事件 控訴審で工藤會系幹部が「量刑不当」を主張

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 福岡高裁で28日、建設会社会長射殺や元警部銃撃など市民を標的にした7つの事件で殺人罪などに問われ、一審で無期懲役の判決を受けた、特定危険指定暴力団工藤會系幹部・田口義高被告(59)の控訴審の初公判が開かれ、弁護側は一審判決は量刑不当だと主張した。

福岡高等裁判所

福岡高等裁判所

 田口被告は、2011年の北九州市で建設会社会長射殺事件や、2012年の元福岡県警警部襲撃事件、同年の暴力団排除の「標章」を掲げた飲食店経営者の殺人未遂事件など、市民を標的にした7つの事件で犯行の統括役だったなどとして殺人罪や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われている。

 一審の福岡地裁で、田口被告は殺意や共犯者との共謀などを否定していたが、2023年8月に福岡地裁は田口被告に対し、無期懲役の判決を言い渡していた。

 控訴審の初公判で弁護側は「一審の判決は客観的証拠に基づくものと言い難く、量刑不当だ」と主張。一方、検察側は控訴棄却を求めた。

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