岡山県警は、今年4月に岡山県倉敷市玉島上成の民家敷地内に手榴弾が投げ込まれた事件で、今年5月に窃盗容疑で逮捕、起訴されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員(63)=広島県福山市=ら2人が事件に関与した疑いが強まったとして、19日にも爆発物取締罰則違反容疑などで再逮捕する方針を固めた。
爆発のあった現場周辺
この事件は4月18日午後10時10分ごろ、特定抗争指定暴力団・池田組元幹部の関係先とみられる女性契約社員(61)宅に、不審車両が車内から手榴弾を投げ込み敷地内で爆発。民家1階の窓ガラス3枚が割れ、隣接するコーポ2階の窓ガラス1枚も破損した。女性は外出中で、周辺住民も含めてケガ人はいなかった。
周辺の防犯カメラには、民家に不審車両が近づき、車内から何かを投げ込んで走り去る様子が写っていて、県警は、防犯カメラ映像の解析や車両、乗っていた人物の特定を進めていた。