神奈川県公安委員会は25日、飲食店の女性経営者に「用心棒代」名目で金品を要求したとして中止命令を受けた、指定暴力団・稲川会傘下組員(56)=神奈川県横浜市南区真金町=に対し、同様の行為をしないよう暴力団対策法に基づき再発防止命令を出した。
神奈川公安委員会
同組員は今年3月15日と17日、横浜市中区にある飲食店の女性経営者に対し、「あんたがこの店のオーナーなのか。誰が店のケツ持ってるの」などと言って「用心棒代」名目で金銭を要求したとして、それぞれの事案で6月に神奈川県警伊勢佐木署から中止命令を受けていたが、県公安委は今後も同様の行為を繰り返す恐れがあるとして、同組員に再発防止命令を発出した。