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広島県警組織犯罪対策2課や福山西署などの合同捜査本部は11日、恐喝事件の複数の被害者男性に示談書を書かせたとして、指定暴力団・五代目浅野組系「二代目重政組」組員・原誼亜生容疑者(31)=福山市南手城町4丁目=と、浅野組系「三代目中岡組」幹部・川原健汰こと川原涼哉容疑者(30)=福山市紅葉町=の2人が再逮捕された事件で、関係先として重政組と中岡組の組事務所を捜査員各15人の計30人態勢で家宅捜索した。
三代目中岡組の家宅捜索
いずれも恐喝罪で起訴されている原容疑者と川原容疑者は今年9月下旬、匿名・流動型犯罪グループ・「阿修羅」のメンバーらと共謀して起こした恐喝事件の被害者である複数の10代男性に対し、福山市緑町の駐車場で示談書を書かせたとして9日に強要の疑いで再逮捕され、11日朝に送検された。県警は「捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしていない。
県警は、示談書を書かせたのは警察への口止めが目的とみていて、重政組と中岡組の組事務所を家宅捜索し、組織的な関与の有無など調べている。