埼玉県所沢市の住宅で強盗致傷事件 逃走中の男を公開手配

◀◀関連記事▶▶

　埼玉県警は３日、今月１日午前２時１０分ごろに埼玉県所沢市北野新町２丁目の住宅に複数人の男が押し入った強盗致傷事件で、事件の実行役とみられる職業不詳・森田梨公哉容疑者（２４）＝住所職業不詳＝を住居侵入と強盗致傷容疑で公開指名手配した。

森田梨公哉容疑者（２４）

　森田容疑者は、すでに逮捕されている男らと共謀して今月１日午前２時１０分ごろ、埼玉県所沢市北野新町２丁目の住宅に侵入し、８０代の夫婦を粘着テープで緊縛した上、刃物で男性を切りつけて「お金早くしろ」などと脅し、現金約８万円を奪って逃走した疑いが持たれている。

　住宅には男４人が侵入したとみられ、これまでに自称飲食店店長・海藤貴志容疑者（４３）＝群馬県前橋市城東町＝、自称アルバイト・佐藤聖峻容疑者（２４）＝神奈川県小田原市飯泉＝、職業不詳で自称・和佐裕夢容疑者（２８）＝住所不詳＝の３人が住居侵入と強盗致傷容疑で逮捕されている。

　男らは「SNSで闇バイトの仕事を見つけて応募したが、仕事が変更になり、強盗に加担していた。気づいたときには抜け出せない状況だった」「逃げたら殺すと言われ、強盗をせざるを得なかった」」などと供述していて、指示役から秘匿性の高いアプリで仕事を受けたなどと容疑を認めている。

　また、同様の強盗事件が東京都、埼玉県で連続発生していて、県警はSNSなどで結びつく「匿名・流動型犯罪グループ（通称・トクリュウ）」による事件とみて、関連を捜査している。