釧路地裁網走支部(渡貫昭太裁判官)で7日、オホーツクの清里町のふ化場で、サケ37匹と魚卵約40キロ(約40万円相当)を密漁したを盗んだとして道内水面漁業調整規則違反(密漁)の罪に問われている、指定暴力団・住吉会系「三心会」幹部・花田隆範被告=釧路管内釧路町遠矢5=ら3人の判決公判が開かれた。
釧路地方裁判所網走支部
花田被告と土木作業員の男=釧路町鳥通西10=、無職の男=釧路市愛国東4=の3人は、2017年11月に清里町のサケマスふ化場からサケ37匹とその卵およそ40キロなどを盗んだ罪に問われている。
渡貫裁判官は「組織的かつ職業的犯行で、地域経済や資源保護事業に悪影響を与えた」などとして、指示役の花田被告に懲役1年6か月の実刑判決、小椋被告と佐々木被告に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。