佐賀県警は12日、指定暴力団・浪川会系「神宮組」組長を殺害しようと、組長の事務所兼自宅に手榴弾が投げ込まれ爆発した事件で、新たに指定暴力団・道仁会傘下組員(40)=佐賀市木原2丁目=を組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂など)の疑いで逮捕した。県警は男の認否を明らかにしていない。この事件での逮捕者は9人目となった。
被害にあった浪川会系神宮組組長宅
男は、既に逮捕されている道仁会幹部の「三代目前田一家」総長・水上強容疑者(53)らと共謀して2023年1月14日午前4時10分ごろ、浪川会系「神宮組」組長を殺害しようと、佐賀市大財1丁目にある神宮組事務所兼自宅に手榴弾を投げ込み爆発させた疑いが持たれている。
組長宅は3階バルコニーの床面や外壁が損壊し、窓ガラスが割れるなどの被害があったものの、ケガ人はいなかった。