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福岡高裁(市川太志裁判長)で12日、4つの市民襲撃事件に関与したとされ殺人罪などに問われた、いずれも特定危険指定暴力団・工藤會傘下の「瓜田組」組長・瓜田太被告(61)=一審・無期懲役=と、「六代目田中組」幹部・今田隆史被告(49)=一審・懲役14年=の控訴審の判決公判が開かれ、市川裁判長は「一審判決は正当で、被告らの主張は採用できない」などとして、被告らの控訴を棄却した。
福岡高等裁判所
瓜田被告は今田被告らと共謀して、2010年に暴追運動をしていた北九州市小倉南区の自治会長宅を銃撃したほか、2011年に建設会社会長射殺事件、2013年の看護師襲撃事件など、4つの市民銃撃事件に関与したとされる。
一審の福岡地裁では、瓜田被告の共謀を認定したうえで「犯行の指示役・実行指揮役として関与した刑事責任は重い」として無期懲役、今田被告に懲役14年の判決を言い渡したが、2人は判決を不服として控訴していした。