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大手ゼネコン「清水建設」社員への銃撃事件 工藤會系「瓜田組」組長ら数人を逮捕

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 福岡県警は8日、北九州市小倉北区で2011年2月、大手ゼネコン「清水建設」の現場事務所に押し入った男が男性社員(当時50歳)に発砲し軽傷を負わせた事件で、特定危険指定暴力団・「工藤會」の理事長補佐で、「瓜田組」組長・瓜田太被告(54)=殺人罪などで起訴=ら数人を殺人未遂容疑などで逮捕した。

福岡県警察本部

福岡県警察本部

 県警は暴力団の不当要求に応じない姿勢を示していた清水建設に対し、工藤會が報復のために発砲した可能性もあるとみて全容解明を進めている。

 瓜田被告らは2011年2月9日午後7時過ぎ、北九州市小倉北区大手町で清水建設が進めていた病院建設工事の現場事務所2階で拳銃を発砲し、男性社員を射殺しようとした疑いが持たれている。実行役の男はフルフェースのヘルメットをかぶって事務所に押し入り3発を発砲。このうち1発が机に当たって跳ね返り、部屋にいた男性社員の腹部に当たって軽傷を負わせた。襲撃の様子は事務所に設置された防犯カメラに映っており、男は待機していた別の男と一緒にバイクで走り去った。

 県警は、不当要求に従わなかった仕返しとして、組織的に銃撃に及んだ可能性があるとみて追及する。清水建設では2006年12月以降、九州支店や子会社、施工したビルが発砲されたり、現場事務所に放火されたりする被害が相次いでいた。

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