静岡県警は、2023年に開催された「浜松まつり」で、暴力団関係者と知りながら露店の出店権利をだまし取る手助けをしたとして、「静岡県西部街商協同組合」の理事長の男(79)を詐欺ほう助の疑いで逮捕した。県警は理事長の認否を明らかにしていない。
静岡県警察本部
理事長の男は2023年5月に開催された「浜松まつり」、すでに詐欺の疑いで逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=の関係者から出された露店の出店許可申請であると知りながら、浜松まつり組織委員会に提出し、露店出店権をだまし取る手助けをした疑いが持たれている。男は組合の理事長という立場を利用して犯行に及んだとみられ、見返りをもらっていたとみられている。
また、県警は、今年の初詣期間に露店出店する権利を、暴力団関係者という身分を隠して静岡県森町の小國神社からだまし取ったとして、浜松市浜名区の男女3人を、詐欺の疑いで書類送検した。