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16歳の少女雇用のキャバクラ実質経営者を新たに逮捕 刑務所から手紙で経営指示

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 静岡県警生活保安課と三島署、捜査4課、組織犯罪対策課などは5日、静岡県三島市一番町のキャバクラ「グレイス」で複数の16歳少女を働かせていたとして経営者らが逮捕された事件で、新たに実質経営者・堀内拓也容疑者(36)=住所不定=を風営法違反(年少者使用)の疑いで逮捕した。

堀内拓也容疑者(36)

堀内拓也容疑者(36)

キャバクラ「グレイス」

キャバクラ「グレイス」

 堀内容疑者は今年4月ごろ、既に逮捕・略式起訴などされた共同経営者や店長の男らと共謀して、同キャバクラ店で16歳少女を18歳未満と知りながらホステスとして客を接待させた疑いが持たれている。同キャバクラ店では16歳の少女が少なくとも6人、中長期的に働いていて、成人ホステスは時給2500円のところ、未成年の少女に対して時給2300円の報酬を支払っていた。

 経営の全権を掌握していた堀内容疑者は、当時別の事件で2022年から県外の刑務所に服役していたが、関係者を介して日報などを入手し、毎月の営業実績やホステスらの勤務状況を把握していて、服役中の刑務所内から手紙などで指示を出した上で、売上金を受け取っていたという。

 県警は、同キャバクラ店の経営に特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組幹部が携わっていたことも捜査の過程で特定していて、暴力団組織に加え、特殊詐欺や闇バイトの募集を行う準暴力団などの「匿名・流動型犯罪グループ」とのつながりも追及するとともに、売上金の一部が暴力団組織に流れていたとみて捜査を進めている。

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